A23LAB. Capricious Library Report 16 | CreativeLegion 読み込まれました

ボカロPがiPhoneで作曲
ガレージバンドで
ギターを打ち込んでみよう

作曲を始めたいクリエイターの卵たちへ

DTMとは?作曲と編曲の違い?何からやれば良い?

費用はどれくらい?そんな疑問を分かりやすく伝えるブログ

A23LAB.の「作曲DIY ボカロPの始め方」

第16回の今回はすぐ使えるギターの打ち込み方法

大丈夫、誰もが皆な最初は初心者です!


summary

・ガレージバンドのギター

・オートプレイその2

・ループは便利だけど


ガレージバンドのギター

前回のブログではギターのサウンドについて

簡単にですがお話ししました。

それでは今回はギターの打ち込み方の実践編

いつものようにiOSの無料DTMアプリ

「ガレージバンド」を使ってギターを打ち込んでみましょう。

iPhone・iPadをお使いの皆さん、

オレンジのギターが書いてあるアプリを押して音楽を作ろう!

ギターを弾く時に昔からよく言われる

「Fコードの挫折」

ガレージバンドでは指1本で解決出来ます。

これぞテクノロジー

さっそくどうやって入力しているか動画を見ましょう。

このように初めからキーの中で基本とされる

コードが自動で設定されています。

この動画ではデフォルトの「Cメジャー」キー

指で弦をなぞるようにすることで音が鳴ります。

画面の下の弦から上に向かって低い音から高い音へ

そしてコード表記がある部分をタップすると

和音で鳴らす事が出来ます。

多少のリズムのズレは

以前のブログで話したクオンタイズで直せますので

バシバシ録音しては直して打ち込みましょう。

前回のベースの打ち込みの時も話した内容と同じですが

ギターの音源で作ったリージョンは

他の楽器にコピペすることが出来ません。

もし同じ緑のリージョンをコピペしたい場合

ギターのトラックであれば可能のです。

ピアノやキーボードには出来ないので要注意です。

ガレージバンドでオートプレイ

上の動画では自分のリズムで打ち込みするやり方でしたが

次はガレージバンドの機能である

オートプレイを使って入力していきましょう。

こちらもまず、動画をみてみましょう。

ギターの音色に対して5パターンのリズムで

自動でリージョンに入力してくれます。

動画では「クリーン」の音色を選択してますが

「Acoustic」ではアコギのアルペジオ系

「Hard Rock」ではズムズムしたリフなど

選択したギターの音色によって

オートプレイのリズムは違うので

まずは聴いてみて好きなギターを探してみてください。

入力された緑リージョンのグリッドは

音の編集ができるので気に入った部分は活かして

直したい場所だけ修正する

違う音色のオートプレイを録音しておいて

リージョンを切っては混ぜてオリジナルなリズムを作る

そんな方法などもできます。

後は動画の後半で紹介したように

打ち込みした後にギターの音色を変える事で

また違ったサウンド表現を簡単に得られます。

これはとっても簡単でオススメです。

ループは便利なんだけども

このブログでも何度か話したループ素材

ギターのループサウンドも勿論多数あります。

ガレージバンドは設定してあるキーに応じて

ループ素材もキーを自動で変更してくれます。

 ※設定からキーに合わせない方法も勿論あります。

しかし注意しなければいけないのが

どうやらループ素材のキー判定には

「メジャー」と「マイナー」の区別がつかないようなのです。

少しだけ音楽理論の話になるのですが、、

曲のキーを「Cメジャー」に設定した場合

「C」のコードは【C(メジャー)】であるのが

一般的に心地よく、とても落ち着くサウンドとして

使われる事がほとんどです。

この時ループ素材で選べる青リージョンのループ素材には

「C」のコードでも【Cm(マイナー)】で作られたフレーズも

そのまま選択出来る状態になってしまうのです。

この【C(メジャー)】と【Cm(マイナー)】

何が違うかと言うと

【C(メジャー)】→C・E・G(ド・ミ・ソ)

【Cm(マイナー)】→C・E♭・G(ド・ミ♭・ソ)

この二つの違いは一見大した事ない違いですが

とても重要な要素となってます。

曲のキーを「Cメジャー」に設定したので

メロディや伴奏のフレーズは「Cメジャー」スケールの

[C・D・E・F・G・A・B](ドレミファソラシド)

この音の組み合わせで構成していくのですが

【Cm(マイナー)】のループ素材を入れてしまうと

C・E♭・G(ド・ミ♭・ソ)の響きを出してしまい

ルールから外れてとても濁って聞こえてしまいます。

※俗に言う「不協和音」又は「音が当たってる」

ここでは「E」と「E♭」が隣同士で音を出し合ってしまう為に発生。

このような場合には、単音フレーズのループの場合は

前にブログで紹介した波形を刻んで

トランスポーズで1音上げる事で「E♭」を「E」にして

【C(メジャー)】→C・E・G(ド・ミ・ソ)にすれば

解決出来ます。

もし使いたい素材が和音のコードだった場合は、

ひとまず諦めて違う素材を探すか、

耳でループのフレーズを聞いて

自分で打ち込んでみて、真似して作った緑リージョンで

「E♭」を「E」に編集すれば

サウンドにフィットしますし、

聞く力がついて耳が良くなります。

ちょっと使うのに躊躇するような

面倒な内容になってしまいましたが

まずはループ素材を入れてみて、聞いてみる。

なんか変だなと感じたら使わない!

そんな気軽な気持ちで楽しく作りましょう。

今ここで説明した解決方法の他にも

部分的に【Cm(マイナー)】を使う為に

転調したり、テンションキーを追加したりする事で

「E」と「E♭」を両方鳴らす事は出来ます。

代理コードや色々なスケールなども

この先沢山知識がついていけば、

不協和音と呼ばれた音のハマりも曲の一部にする事は

そんなに難しい事ではなく出来るようになるでしょう。

ただ、大切なのは

曲を作って完成した時に目指したカッコいいサウンドに

本当に必要なのかをしっかり考えることの方が

とても重要だと言うこと。

覚えた転調やちょっとトガッた事をしたくなるのは

よくわかるし、悪い事じゃないので

どんどんチャレンジしてみましょう。

出来ると楽しいですし。

そんな時も常にリスナーが聞いてくれてる事。

曲を好きになってもらえた事など。

そこだけは常に忘れないようにしたいですね。

                       A23LAB. Capricious Library Report 16


次回は、、

・ガレージバンドのおさらい

・出来る事の紹介

・とにかくチャレンジ


このブログをきっかけに

・曲を作ってみた

・久しぶりにギターやピアノを弾いた

・音楽を始めた

・昔のバンドメンバーに連絡をとってみた

・A23LAB.の曲いいじゃん、聴こう

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2023/2/5 02:00

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