A23LAB. Capricious Library Report 02 | CreativeLegion 読み込まれました

A23LAB. Capricious Library Report 02

Preparations.02

今回は、作曲についての下準備段階

料理で言うところの「献立づくり」ってところです


summary

•具体的な完成イメージの言語化

•どんな景色が見える?

•フレームワークで考えてみよう


言語化の必要性

作曲(編曲も同時に進める前提)において

なるべく具体的な出来上がりのイメージが大事だと

前回の内容でお伝えしました。

今回は細かく言葉にしていきましょう。

音楽に限らずクリエイティブな作業では

選んだり決めたりとにかく判断することの繰り返し。

とても疲れる作業です。

「どっちが良いか。。」と悩んでも

ある意味どちらも正解になってしまいます。

しかし、目指すべき形が具体的に定まっている事によって

アレンジの方向性はブレなくなります。

「イメージに合うのはこのフレーズだな」といった

指針になり、選択肢が狭まり悩む作業が減るので

作業スピードもあがり、良いことづくめ。

「なんかこうジャキっとした感じ〜」

だとなかなか全体像が掴みにくいですよね。

言語化出来るって事は

自分が何を表したいのか理解出来てるって事です。

逆に言葉に出来ない表現は自分が知らないモノなので

その音やフレーズを細分化して探す事もできます。

作りたい物をしっかりイメージして

細かく言語化する。

箇条書きでもスマホメモでもとにかく書き出す

そうする事で作りたい作品の詳細が

自分の中でもはっきりとしてきます。

どんな景色が見える?

そうは言っても急に文字は音に変わってくれないのが現実。

イメージが出にくい、想像しにくいことも勿論あります。

出したい音もわかってるけどフレーズなんか弾けない。

そんなときは、音やフレーズからインスピレーションをうけることもとても重要です。

シンセの音やループ素材を聞いて

「お、これってイメージに近いかも」とか

「この音を使ったらカッコ良さそう」など

連想ゲームで頭のイメージをより詳細にしていきましょう。

※※↑音量注意↑※※

GarageBandはiPhoneやiPadのデフォルトアプリ

もちろん無料で使えて作曲、音量調整、書き出しして共有と

作曲する際にやりたい事はそれなりに出来る素晴らしいアプリです。

Macを使っていればapp storeでmacOS版をダウンロードして使用可能

※見た目はiOSとはちょっと違います

そしてこの「ループ素材」はドラムだけの音や

ギター、シンセのフレーズがすでに用意されているのです。

まるで冷凍食品のようにプロの味そのまま。

色々な素材が用意してあるので

冷蔵庫の中から食材を見つける感じです。

さらにこのループ素材達は

設定されているキーに自動で変換されるので

大体は何も考えないで突っ込んでも

なんとなく曲になります。

自分のイメージに合う音など探してみて下さい。

きっと描いた景色に似合う音がみつかるでしょう。

目指すゴールはその人によってさまざまですし、

正解や不正解はありません。

むしろそれが音楽の素晴らしいところであり、難しいところでもあります。

でも自分が作ってみたいと思いついたイメージは

形にしたくなるものですよね

思考作業をやってみよう

具体的に言語化してイメージの精密さを高めよう

「〇〇みたいな曲」きっかけはそれでok

じゃあそれって、、みたいな感じで

曲を分解していく感じで、どういう要素なのか

カッコの中に作りたい曲のイメージを

出来るだけ具体的に入れてみてね!

1.曲調は明るい感じ?【  】

聴いていてハッピー、それともカッコいいクールな感じ?

他にも(爽やか・かわいい・切ない)

使いたいコードが決まっていたら

響きから感じるイメージを書いてみましょう。

2.速さは?【  】

疾走感がある?どっしりと重いビート?

〇〇の曲ぐらいなど、参考の曲を用意しても全然ok

3.この曲が似合う楽器は?【  】

ピアノの音が好きだから入れようとか

ギターも〇〇の曲のような音がカッコいい

曲を彩る楽器のサウンドをイメージから出していこう

4.バンドで演奏してそう?電子楽器? 【  】

再現性のあるフレーズなのか、

打ち込みならではなサウンドか

はたまたどっちも混ざっているのか

ここをある程度決めておくと作業を進めてても指針になります

5.メロディある? 【  】

鼻歌で歌ってみるのもよし、メロは後からで

オケを先に仕上げるのも全然ok

6.歌詞ある? 【  】

曲の中でもかなり重要な要素

メロディに乗せる言葉一つで印象はガラリと変わる。

歌詞があるなら、曲の雰囲気と合わせたり

あえて違和感のあるアレンジにしたり表現は自由自在

今、ここで出てきたネタこそが

あなたの曲のコアの部分です。

ループからイメージに近いのを探してみたり

音源を打ち込んでみて下さい。

何か違うかな、と悩んだり困った時は

上の1〜4.の項目に振り返ってみましょう。

そして修正したって良いんです。

※作曲の仕方や考え方が違っても否定はされませんし、

漠然としたイメージから出来る人もいます。

ただあまり作曲経験の無い状態でやると、

悩んだりつまずいて嫌になってしまうかなぁと思います。

設定するゴールにもよりますが、

経験値を増やす為にもまずは完成させる→聴いてもらう→反省や改善をする→また次の作品を作る。

を沢山繰り返していくのをオススメします。

余談ですがwiki情報ではファニー・クロスビー 氏が讃美歌を8,500曲作った事がギネス認定されているだとか。。

頑張って毎日作ったとしても約23年と3ヶ月。。スゴイ


次回は下準備その3

•ジャンルに合った盛り付け

•レシピ通りが全てとは思わない

•自分で作ると耳が変わる


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・音楽を始めた

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公開日:

2022/9/5 02:00

A23LAB.

#作曲・編曲

#サウンドエンジニア

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