フリーランスクリエイター・副業クリエイターの安定のためにこんにちは。デザイナー歴14年目、フリーランスデザイナーのユギと申します。クリエイターとして自立するためにやったことや思ったことを綴っていきます。クリエイターの自立とクリエイティブ業界全体の反映を目指してクリエイターのコミュニティを作ったりしています。興味がもし湧いたらTwitterをフォローしていただければと思います。https://twitter.com/137yugiデザイナー、イラストレーター、Live2Dモデラー、ライター、動画クリエイター、サウンドクリエイター、クリエイターには本当に多くの職業が存在します。ここではそのすべてに共通するノウハウや情報を発信していきます。クリエイターになるのは簡単、でも何故か売れない。さて、今回からしばらくは「クリエイターの安定とマーケティング」というテーマを取り上げたいと思います。クリエイターという分野は建築士などとは違い、自己申告で簡単になれます。スクールや情報商材が増えた今、より簡単にスキルも身につけられるようになりました。しかし、大体の場所ではスキルについては最低限を教えるものの、その売り方や単価のあげ方、クライアントとの付き合い方については教えてくれません。そのため、最低限のスキルはついたのに何故かお仕事ない!という方も多いです。当たり前です。最初は誰もあなたに興味を持っていません。価値があっても、気付いてすら貰えていないのです。まずは知ってもらう。でも安易な方法は避けるそれもそのはず、生まれたばかりのクリエイターはまず「知ってもらう」必要があります。どんなに優れたクリエイターでも見つけてもらえなければ意味がありません。その結果、売り方を知らず見つけてもらう方法も知らない方々がスキルマーケットやクラウドソーシングに殺到し「安く」「早く」などの安易な方法で戦うことになります。それによって業界全体の価値や相場を落としているという現実があります。これはとても迷惑な行為です。それしかないかもしれませんが、事実それにより単価は下がり、納期は短くなり、自分と他人の首を絞めています。これを改善するためには、一人ひとりがしっかりとした対策を取る必要があります。フリーランス・副業クリエイターに必要な3つの要素クリエイターには以下の3つの要素が必要不可欠です。それらをしっかりと手に入れることができれば、独立も高い収入も夢ではありません。クリエイターとしての「スキル」言わずもがな、クリエイターにはスキルが必須です。そもそもマズイ飯を出すレストランは売れようがありません。この点については常に研鑽すること、多くの良いものを見て聞くこと、仲間を作り学ぶことで自然と上達していきます。クリエイターとしての「実績」どんなお店でもその店のメニューや標題がなければお客さんは来ません。何を作っているところかわからなければ、実績がわからなければ売り上げは落ちます。いわゆる「ポートフォリオ」のことですが、これはお店の口コミにも似ています。お店の特徴や評判、実態を把握せずに突撃する時代は終わりました。クリエイターも同じです。クリエイターとしての「発信力」どんなにおいしくて魅力的な店でも知ってもらえなければそもそも買われることはありません。幸い広告やPR、マーケティング、直接の営業などさまざまな方法があり我々のように資金の少ない個人勢でも実行可能な発信方法は無限に存在します。ただし、ブランディングができていなければ効果は半減どころか無意味にすらなりますしターゲティングができていなければコストは数倍に跳ね上がります。顧客の流れも設計していなければ最早それは空き地で壁に向かって「クリエイティブならお任せください!」と叫んでいるだけに等しいです。変だと思うかもしれませんが、フォロワー数十名のSNSで時々作品をアップするだけで「なんで仕事が来ないの?」と首を傾げている人が実際多いです。クリエイターにとっての「マーケティング」フリーランスクリエイターにとって、マーケティングは重要な分野です。マーケティングとは、企業や個人が自身の製品やサービスを効果的に売り込むためのプロセスです。これには、商品開発やプロモーションなど、さまざまな手法を取り入れる必要があります。しかし、マーケティングには、多数のデータ分析が伴います。そうすることで、正しい投資を行うための戦略的な発想を促し、アクションプランを立てることができます。そのため、フリーランスクリエイターのマーケティングには、フレームワークへの導入が欠かせません。フレームワークとは、その事柄を分析するための共通の形式です。それらを用いることで、マーケティング上の問題を解決し、より多くの成功を収められる可能性があります。フレームワークを導入する際の重要なポイントとして、ターゲットのニーズを把握することと、コンテンツの継続的な更新が挙げられます。フリーランスクリエイターのマーケティングを成功に導くには、分析に基づいた戦略的な発想を促すフレームワークへの導入が欠かせません。ターゲットのニーズを十分に把握し、コンテンツを継続的に更新することが、フリーランスクリエイターのマーケティングを成功に導くのに大切なポイントとなります。無意味なマーケティングで消耗しないためにということで今回はフリーランスクリエイターのマーケティングに有効な3C分析、STP分析、4P分析を紹介したいと思います。フリーランスクリエイターは定期収入に恵まれず非常に危険な仕事です。マーケティングを行うことで、安定した収入を得ることができるようになります。そのためには、3C分析、STP分析、4P分析を使うことにより、市場を理解し、実行可能な計画を構築する必要があります。3C分析とは・・・市場を洞察する3C分析は、もともと企業が用いる市場を洞察するための分析手法です。3Cとは「Company(企業)」、「Customer(顧客)」、「Competition(競合)」の3つの要素を指します。この3つの要素をきちんと研究すれば、ユーザーが求めているサービスの内容や価格を把握でき、競合相手を把握できるため、効果的なマーケティング戦略を立てることが可能になります。STP分析とは・・・ターゲットを定め、自身をポジショニングするSTP分析は、サービスマーケティングにおいて分析手法として用いられる要素を3つに分類した分析です。STPとは「Segment(セグメント)」、「Target(ターゲット)」、「Position(ポジション)」を意味します。それぞれの要素を把握することで、商品の特徴を利用した適切なターゲットを選定し、その目標に向けて有効なポジショニングを行うことが可能になります。記事も書いたのでよければご覧くださいhttps://prismplane.jp/stp4P分析とは・・・自分の武器をどう使うか考える4P分析も、サービスマーケティングの分析手法のひとつとして取り上げられるものです。4Pとは「Product(製品)」、「Price(価格)」、「Place(配置)」、「Promotion(プロモーション)」の4つを指します。製品と価格、配置とプロモーションを組み合わせることで、フリーランスクリエイターをターゲットとした、より効果的なマーケティング戦略を構築することが可能になります。こちらも解説記事を書いておりますhttps://prismplane.jp/4pmarketそれぞれを活用し、生き残ろう。非常に危険な仕事であるフリーランスクリエイターのマーケティングに有効な3C分析、STP分析、4P分析を紹介しました。各分析をきちんと行うことで、定期収入を得るための効果的な戦略を構築することができます。今回ご紹介した分析を使って、安定した収入を得る方法をぜひ試してみてください。今後はこれらの実践方法や、根本的な戦略の策定の仕方マーケティング依然に必要なブランディングの方法などさまざまな方法を解説していきます。興味がある方はTwitterをフォローしてみてください。https://twitter.com/137yugi