皆様こんにちは!Live2Dの記事を毎週月曜日に投稿をいたします、箟林 海人(ノバヤシ カイト)/ただいまと申します。 今回は、「Live2Dってお金になるの?」を解説していきたいと思います。■Live2Dってお金になるの?最初に申し上げると、稼ぎにくいです。前々回と前回の記事を見ていただけた方はおおよそは分かると思うのですが、国内外の依頼数は右肩上がりの傾向にあります。【初めての方のLive2D入門シリーズ:2021年からのLive2Dの状況について】の記事を読んでいただければわかる通り、需要はあり、有名Live2Dモデラーへの依頼は1年待ちという状況ができています。ですが、その他のLive2DモデラーがLive2Dの仕事のみで生計を立てられているかと言われると、難しい所があります。 有名Live2Dモデラ―以外は安定的に仕事を受ける事が少なく、さらにイラストが描けない人にとっては案件をもらう事すら難しいでしょう。YouTubeやTwitchといった配信プラットフォームも使い、広告やスーパーチャットなどでも稼ぎ、同時にLive2Dの仕事も引き受けるマルチクリエイターもいますがそれも一握りという印象があります。 国内ではココナラ、SKIMA、nizima、Twitter、Discordなど多種多様な経由からLive2Dの依頼を受ける事ができますが、いまや日本市場はレッドオーシャンで1件の依頼募集で15人以上が依頼を貰いにくるようになっています。■大体どれくらいの年収が見込めるの?925_kunik様の動画を引用して、おおよそのLive2Dモデラーがどの程度の年収を得ているか観てみましょう。%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2Frcb06GxJZqk%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E前回の記事の動画を観ていただいた方は分かる通り、国外のフリーランスでLive2Dを仕事にした経験が1年の場合、1ヵ月でこなせる仕事は平均で2件から2.5件で1件の報酬は約1200ドル位であり、平均の報酬は2400ドルから3100ドルとなっています。国内での依頼の場合、例として1件につき約8万円程度、衣装の差分、表情の差分付けの依頼などもあれば8万円か半額の4万円程度、それを一カ月で3件受注すれば12万円から24万円、年収に数えると144~268万円という計算ができます。ですが、これは机上の空論であり実際にお仕事一件もらうには、私の体感では国内で営業をして10件に1件もらえれば良い程度です。 私の場合は、Live2Dの仕事が1ヵ月に0~5件来ているので、年収にしても乏しく、月収がない時もありますので、昨年度にいただいた料金は年収で32万円程度です。会社に務めていれば、仕事が安定して入ってくるので収入は安定しますが、一般的なフリーランスLive2Dモデラーは自分から仕事を取りにいき、もらえる月ともらえない月があり、先が見えない状態になっています。■有名になれば稼げますか?稼げます。 一般的なLive2Dモデラーは実績が乏しく、企業案件がまずありません。 そのため、国内から仕事をもらう事は難しく、依頼者から信用を得るのが難しくなっています。 国外の依頼を受けようにも、まず、言語の壁を嫌う人がいます。また、サンプルとなるLive2Dモデルの動きを見比べて、自分の好みの動きをしているLive2Dモデラーに頼みたいという人もいます。 そういった背景もあり、依頼をしたいと思うのが、有名なLive2Dモデラーであることが多く、Twitterや企業案件など、確かな実績を残すと国内外から依頼が来るようになってきます。それこそ上述したように1年待ちが当たり前の状態になるような状況です。 国内外から依頼が来て、断っているケースも数多くあると聞きますので、有名になれば依頼は来ます。 実際にLive2Dで稼ぐための質問は【alive 2021】で動画になっていますので、気になる方は下記の「【alive 2021】Live2Dって稼げるの?nizimaトップクリエイターに聞いて見た」の動画を観ていただければと思います。%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FFme6JgYB3lc%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E■次回:Live2Dの仕組みについて今までの記事でLive2Dの環境について書いてきましたので、次回はLive2Dの仕組みについて触れていきたいと思います。Live2Dの仕組みで最初に説明していきたいのが、最初の記事の「Live2Dって何?」に戻るのですが、実際にLive2Dってどのように作るの?という疑問に触れていきたいと思います。 ※「Live2D」は株式会社Live2Dの商標です。第3話:初めての方のLive2D入門シリーズ③:Live2Dのフリーランスとは?第5話:初めての方のLive2D入門シリーズ⑤:Live2Dの仕組みについて