初めまして。夏壱(カイチ)びいと申します。普段はInstagramでイラストを描いて載せているイラストレーターです。これからイラストを依頼する時の話をイラストレーター側から発信していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。いうて相場ってどうなの?現在の皆さんのイラストの相場観はいくらになるでしょうか。検索してみると、最低ラインが5000円からと出てきました。また、コミッションサイトで見てみると、3000円。Twitterでは1500円で売られている場面が見受けられました。しかしこの数字、本当に信じてよいでしょうか。「実際に売られているんだからこの値段が適当じゃないの?」そう思われるかもしれません。実は高いクオリティと安さを求めるのであれば、この値段は適正な価格ではありません。この値段はクオリティやクリエイター自身を犠牲にした価格設定になっています。では、適正な価格とは何なのか。クオリティを上げるにはどうしたらよいのでしょうか。イラスト価格の最低ラインを知る。価格の考え方に、最低賃金を考える考え方があります。現在(2023/02/21)最低賃金の全国平均は961円になっています。つまり、何かの働きに対して時給約1000円が発生します。イラストを描くクリエイターによりますが、イラスト1枚に10時間かかると10000円が最低ラインになりますよね。クオリティによってさらに価格が上がります。このラインを切る価格は、より短い時間で作られたものであったり、クリエイターの価値を犠牲にしたりしたものになります……。クリエイターのモチベーションや責任意識を下げますし、あまりいいことはないですよね。よりクオリティの高いイラストを描いてもらえるようにするには、適正価格を知ることが必要だとわかりますね。しかし、依頼する側としてはなるべく安くしたいですよね……。どうすればよいでしょうか。意見のすり合わせに時間をかける。小見出しの通りです……。クリエイターがイラスト制作に使う時間をなるべく短くして、時給を変えないままかかる時間を少なくする方法です。具体的には、最初のアイデアのすり合わせ時間をしっかりとることで、リテイク回数を減らして絵に使う時間を減らします。全体の流れとして、ヒアリングラフ(カラーラフ)提出確認線画提出確認べた塗り提出確認完成品提出確認納品という流れがあると思います。(人によっては確認箇所、回数が増減しますが……)この1のヒアリングに時間をかけることでお互いのイメージを近づけることができ、ラフも何十パターンも描かなくてよくなり各確認作業に時間がかからなくなります。急がば回れといいますが、最初に時間をかけることで途中にかかる時間を回避するんですね。まとめ。安くクオリティの高いイラストを依頼するには?結論価格の最低ラインを知る。意見のすり合わせに時間をかける。です。次回は、「依頼する時クリエイターに聞くといい事」をお伝えしたいと思います。それでは。ライター:夏壱びいInstagram:https://www.instagram.com/kaichi_beam/