グラフィックデザイナーとは雑誌の広告やポスター、商品パッケージや看板など、商品の販売や宣伝に関わるデザインをする職業です。近年では、webメディアやゲームなどの分野での活躍もみせています。 グラフィックデザイナーの主な仕事内容 グラフィックデザイナーといっても、デザインだけを担当するわけではありません。制作段階やデザイナーのスキルに応じて、仕事の工数は変化しますが、主な仕事内容は以下の通りです。 デザインの企画デザインの制作と修正制作物の納品 それでは、ひとつずつ見ていきましょう。 デザインの企画グラフィックデザイナーの仕事は、デザインの企画から始まります。クライアントへのヒアリングを行い、目的や要望などを把握します。そして、それらを基にデザインの構成案を出しながら、企画の方向性を定めていきます。デザインの制作と修正企画の方向性が定まれば、デザインの制作に取り掛かります。デザインレイアウトを決め、素材の配置、色やフォントを選びます。グラフィックデザイナーが単独で制作することもあれば、ディレクターの指示に従って制作することもあります。 また、クライアントから修正指示が出た場合は、指摘箇所を修正しなければなりません。修正を繰り返しすぎると信用を失いかねないので、できるだけ修正指示が出ないように制作することが大切です。制作物の納品依頼された制作物が完成し、クライアントへの確認が終われば、納品となります。 グラフィックデザイナーの年収グラフィックデザイナーの年収といっても、会社員やフリーランスなど、働き方によっても年収はさまざまです。ここでは、以下のことをご紹介します。 会社員の場合の年収フリーランスの場合の年収 それぞれ詳しく見ていきましょう。 会社員の場合の年収2022年の求人ボックスの調査によると、会社員のグラフィックデザイナーの平均年収は、約412万円となっています。グラフィックデザイナーの給与分布は、301万円〜742万円と、比較的広いため、勤務先やスキルによっても差が生まれていることが分かります。 フリーランスの場合の年収クラウドソーシングサイトのランサーズの調査によると、フリーランスのグラフィックデザイナーの平均年収は、約700万円〜800万円となっています。会社員のグラフィックデザイナーに比べると、約2倍の平均年収となっています。 グラフィックデザイナーの働き方グラフィックデザイナーの働き方には主に以下の二つが挙げられます。 企業に勤めるフリーランスとして活動する それぞれの良い点があるので、自分に合った働き方を選びましょう。 企業に勤めるグラフィックデザイナーは、広告代理店やデザイン事務所、web制作会社やゲーム会社など、活躍できる場所があります。企業からの依頼や案件が多いため、さまざまなジャンルのデザインに携わることができます。フリーランスでは経験できないようなことも、企業に勤めることで経験することもできるかもしれません。 基本的に給与がもらえるため、安定しながらデザイン制作に取り組みたいという人にはおすすめな働き方です。 フリーランスとして活動するグラフィックデザイナーのなかには、企業に勤めたあとや、最初からフリーランスとして活動する人もいます。元々勤めていた企業から仕事をもらったり、最近ではランサーズやクラウドワークスなどで仕事を受注したりすることもできます。 しかし、自分で営業をかける必要があり、なかなか案件をもらえないこともあることも知っておきましょう。また、クラウドソーシングサイトの利用ではなく、個人で営業をかけて案件を獲得する方が、仕事的にも報酬的にも効率が良いという声もあります。 フリーランスで安定すれば、企業に勤めるよりも大きな収入を得ることもできるため、お金を稼ぎたい人にはおすすめな働き方です。 まとめ以上が「グラフィックデザイナーとは」についての記事となりますが、いかがでしたでしょうか。グラフィックデザイナーについて、ある程度の概要は理解していただけたと思います。 次の記事では「グラフィックデザイナーになるには」について紹介していますので、そちらも読んでいただければと思います。https://prismplane.jp/gdinhouse