スキルマーケットはオンライン上でたくさんありますが、私は「ココナラ」というサービスで依頼を受けて小説を書く「ココナラ作家」のサービスを出品しています。 今回は急成長をし続けるココナラと、私がココナラで依頼を受けて小説を書き始めたきっかけなどについて紹介します。ココナラとは2021年11月時点で会員登録者数262万人のCtoCマッチング型プラットフォームとして圧倒的ポジションを確立している「ココナラ」は、知識・スキル・経験を購入できるスキルマーケットです。プライベートからビジネスまで、ちょっとした困りごとから専門的な内容のサービスまで売り買いでき、オンラインで迅速かつ低コストでサービスが購入できます。 以下のモノを含む450種類のカテゴリと52万件以上のサービスが出品されています。制作系:デザイン、Webサイト制作、動画・音楽制作、ライティングなどサポート・代行:ビジネス・マーケティングなど相談系:ファッション、キャリア相談など電話相談:占い、愚痴相談など設立当初は占いを中心とした相談・プライベート系が中心でしたが、近年ビジネス系カテゴリ(デザイン、WEBサイト作成など)の強化を図り、フリーランスや副業の需要を取り込んだことで流通高が急成長していきました。2016年「ココナラ法律相談」リリース2021年8月「ココナラビジネス」リリースココナラからさらに法人需要を伸ばすためビジネス利用に特化した「ココナラビジネス」の登録社数は、2022年4月6日時点で累計14,000社を突破しています。また、インクグロウ株式会社『ソリレコ』と業務提携、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が「ココナラビジネス専用保険」の提供を開始と、今後増々ビジネス系は発展していきそうです。ココナラのやり取りの流れココナラのやり取りの流れを簡単に説明します。出品者が知識やスキル、プロフィール、サービス内容などをココナラに掲載・出品購入者がその情報を見て、依頼したい内容に応じて購入前に条件などをメッセージで送るメッセージでやりとりを行い、問題がなければ購入購入者は手数料5%と商品代金を前払い購入代金はサービス提供確認が終わるまでココナラが預かり、キャンセルになった場合返金されるトークルームにてやり取り後、出品者はサービス提供追加で注文があれば購入者はおひねり機能を利用して追加料金を支払い、何もなければ正式な納品を行う購入者は正式な納品を承認し、サービスの評価レビューを行います。その後出品者は購入者のレビューを行うココナラの手数料ココナラの手数料は2021年4月12日から出品者20%、購入者5%。電話相談サービスは手数料率が約40%です。それまでは5万円以下が25%、5万円以上から10万円が20%、10万円以上から50万円が15%、50万円以上が10%、出品者にのみ徴収されていました。ココナラ作家になった始まりと現在に至るまで私がココナラ作家になったきっかけと現在に至るまでを紹介します。ココナラ作家のきっかけは自分にもできそうと思ったからでした私がココナラに登録したきっかけは、30歳の時メルカリでSS(ショートストーリー)を300円で販売されているのを見かけ、これなら私でもできそうという思いからでした。色々調べて、「SKIMA」「ココナラ」「オタマート」に登録し、花柄の背景に「あなたの望む小説書きます!」という、今の自分からするとなんて適当なと思える文字だけが書かれたサムネイルと商品説明を掲載しました。するとオタマートから二次創作の小説を希望する方がたくさん集まり、依頼していただきました。依頼を受けるまで、依頼を受けて小説を書くという仕事を舐めていたなと今なら苦笑しちゃいますが、当時は依頼が来た事にとても喜びを感じていました。最初はがんばっていたのですが、次第に依頼者数が想定以上に多くなっていき、とうとう依頼内容をこなせなくなってしまい体調不良になってしまったため、商品を下げ、とりあえず依頼してくださった方にPDFを届けて撤退しました。自分には向いていないのだろうかとしばらくショックでした。再び立ち上がる数か月して、もう一度がんばってみようとココナラで何文字でも1000円で書きますという商品を出品してみると同時に三人のお客様が依頼してくれました。いきなり三万字小説を三件も引き受け、さらに二次創作ではなく完全オリジナルなのでヒィヒィ言いながら様々な壁にぶち当たっては立ち上がり、なんとか完成させました。しばらくすると「1000円でやるのしんどい」となり、1文字0.5円に設定した所、依頼がピタッと止まったのです。値段設定を戻してくれないかとも言われたのですが、1000円で3万字も書くのならもうやりたくないと思った私は断りました。転機が訪れるしばらく閑古鳥だったのですが、私の描写を気に入ってくださった依頼者様に出会い、その方がリピーターになって7件以上依頼してくれました。するとレビューが自然と増えていき、ランクが上がり、ランキング順位も上がっていくので検索の上位に食い込んでいきます。そのため新規のお客様からも依頼が来るようになり、1ヵ月に1件は依頼が入るようになり、プラチナランクまでいきました。3年目以降は、1か月に2万から4万円ぐらい売上を出せるようになっていきました。コンサルを受けて最高売上17万円までその後2020年12月に「ココナラ王子」と呼ばれている一条響さんのコンサルを2回受け、1月の売上が10万になり、一番高い売上が17万円までいきました。現在は体調不良のため売上がすごく上がる月といかない月の差が激しいですが、1文字2円設定でリピーターさんや新規のお客様から定期的に依頼を受けています。ココナラのランク制度ココナラでは、出品者の取引状況を基準に判定を行い、以下のような5段階認定の出品者ランキングがあります。レギュラーランクブロンズランクシルバーランクゴールドランクプラチナランク ランクが上がっていくと信頼度が高い出品者として評価され、よりサービスを購入してもらいやすくなります。ランクを上げる基準は以下の通りです。累計有料販売件数納品完了率平均平均評価累計有料販売額シルバーランクまでは基準が「販売件数」なのでなんとかたどり着くことができても、ゴールドランクから先は基準が「販売額」となるので販売額を安く設定して売上件数を増やしていく戦略では中々ランクアップは難しくなってきます。最高ランクであるプラチナランクは直近3ヵ月の販売額10万円を維持しなければいけないため、なかなか達成できないという出品者が多いかもしれません。まとめココナラと、私がココナラ作家になったきっかけを紹介してきました。ココナラはこれからも成長し続けるスキルマーケットであり、WEBデザインなどのビジネス系に力を入れているココナラは手数料は割高かなと思うが、出品者と購入者がお互いを評価し合うのでレビューが積み重なっていき、新規の購入者も安心して買うことができるので集客に強い本人の頑張り次第で売上がかなり伸びるココナラは常にお客さんで溢れているので、頑張り次第で売上をアップする事ができます。大事なのは継続力と自分が依頼されて苦だと感じない商品を作りあげ、出品することです。私の場合、それが小説でした。ぜひこの機会にココナラへ参入してみてはいかがでしょうか。■関連リンク▶「好き」を突き詰め、文章を書くことを仕事に(インタビュー記事)▶ココナラ作家に必要な要素とは?ココナラ作家はがんばればだれでもなれる!